※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「奨学金がまだ残っているのに、投資なんてしていいのか?」
20代でこの悩みを持つ人はとても多いです。私もそうでした。奨学金300万円・月3万円返済を抱えながら、新NISAでの投資も続けてきました。
この記事では、「繰り上げ返済」と「投資」のどちらを優先すべきかを、金利の数字と私の実体験から解説します。
- 奨学金返済と投資、どちらを優先すべきかの判断基準
- 「金利」で考えるとシンプルに答えが出る理由
- 私が返済しながら投資を続けたリアルな家計の内訳
- 無理なく両立するための具体的なステップ
結論:判断基準は「奨学金の金利」だけ
最初に結論です。返済を優先するか投資を優先するかは、奨学金の金利で決まります。
| 奨学金の種類 | 金利 | 判断 |
|---|---|---|
| 第一種(無利子) | 0% | 投資を優先してOK |
| 第二種(利子あり) | 年0.2〜1.0%程度 | 投資と並行が有利なことが多い |
| 民間ローン等 | 年2〜3%以上 | 返済優先を検討 |
ポイントは、「奨学金の金利」より「投資の期待リターン」が高ければ、投資する方が合理的ということ。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は金利が非常に低く、第二種でも年1%未満が一般的。一方、全世界株式などの長期投資の期待リターンは年3〜5%とされています。
私が返済しながら投資を続けた家計のリアル
手取り22万円の頃の、私の実際の振り分けです。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 生活費(家賃・食費・光熱費など) | 13.0万円 |
| 奨学金返済 | 3.0万円 |
| 新NISA積立 | 3.0万円 |
| 予備費・貯金 | 3.0万円 |
ポイントは、返済も投資も「先取り」で自動化したこと。給料日に自動で引き落とし・積立されるようにして、残ったお金で生活する仕組みにしました。
これなら「今月は投資をサボろう」という意志の弱さに左右されません。
無理なく両立する3つのステップ
① まず生活防衛資金を貯める(最優先)
投資より返済より、まず生活費の3〜6ヶ月分を現金で確保します。これがないと、急な出費で投資を取り崩したり、返済が滞ったりするリスクがあります。
私は最初の半年は投資をせず、ひたすら現金を貯めました。
② 奨学金は「淡々と毎月返す」でOK
低金利の奨学金は、慌てて繰り上げ返済する必要はありません。毎月の規定額を淡々と返すだけで十分。浮いた余力は次のステップへ。
③ 新NISAで少額から積立を始める
生活防衛資金が貯まったら、新NISAで月1〜3万円の積立をスタート。少額でも「時間を味方につける」ことが20代の最大の武器です。
楽天証券でNISA口座を開設する返済と並行の少額積立もOK・手数料0円
「全額繰り上げ返済 vs 毎月返済+投資」のシミュレーション
実際の数字で比較します。
前提条件:
- 奨学金残高:300万円
- 金利:年0.4%(第二種の平均的な金利)
- 月返済額:30,000円(約10年返済)
- 手元に100万円ある場合
パターンA:100万円を繰り上げ返済に充てる
- 残り奨学金:200万円に減少
- 返済期間:短縮される(約3年短縮)
- 節約できる利子:約2万円(金利が低いため大きくない)
- 投資機会:失う
パターンB:100万円を新NISAで積立投資に充てる(10年・年率5%想定)
| 年数 | 投資元本 | 評価額(年率5%) |
|---|---|---|
| 3年 | 100万円 | 約116万円 |
| 5年 | 100万円 | 約128万円 |
| 10年 | 100万円 | 約163万円 |
10年後のパターン比較:
| パターンA(繰り上げ返済) | パターンB(投資継続) | |
|---|---|---|
| 節約できた利子 | 約2万円 | — |
| 投資の含み益(10年・年率5%) | 0円 | 約63万円 |
| 差額 | 約61万円の差 |
金利0.4%の奨学金を早く返すことで節約できる利子は、10年で約2万円程度です。一方、同じ100万円を長期投資に回すと(年率5%想定)、10年で63万円の含み益になる可能性があります。
ただし、これは投資がうまくいった場合の計算。 投資には元本割れのリスクもあるため、「完全に正解」というわけではありません。
それでも「返済を優先したい」人へ
ここまで「投資も並行できる」と書きましたが、借金がある状態が精神的にしんどい人もいます。
お金は数字だけの問題ではありません。「奨学金を早く返したらスッキリして前向きになれる」なら、それは立派な投資以上のリターンです。
私の考えは「金利が低いなら並行、精神的負担が大きいなら返済優先」。正解は人それぞれです。
逆に、奨学金を繰り上げ返済せず利息を払い続けて後悔した実体験を書いた記事もあります。「どちらが正解か」の判断材料にしてください。
奨学金と投資の両立 よくある質問(FAQ)
Q. 奨学金があるのに投資をするのは不謹慎ですか?
A. 合理性の問題であって、道徳の問題ではありません。金利0.9%の借金を返しながら期待リターン4〜5%の投資をするのは、数字上はむしろ合理的です。「借金=悪、投資=贅沢」という思い込みで機会を逃す方がもったいないです。
Q. 毎月いくらずつ返済と投資に分ければいいですか?
A. ①奨学金は規定の月額を淡々と返す ②生活防衛資金を確保 ③残りの余力を投資へ、の順です。本記事の例では手取り22万円で「返済3万+投資3万+貯金3万」。無理に繰り上げず、投資と貯金を並行するのが低金利奨学金の王道です。
Q. 金利が何%以上なら返済を優先すべきですか?
A. 目安は1.5〜2%です。投資の期待リターン(4〜5%)との差が縮まるほど、「確実に利息を減らせる返済」の価値が上がります。民間ローンや奨学金でも高金利のものは繰り上げ優先を検討してください。
Q. 奨学金の残債があると、住宅ローンなどに影響しますか?
A. 延滞がなければ大きな問題にはなりません。ただし返済負担率(年収に対する借入返済の割合)には算入されるため、大きなローンを組む予定があるなら、その前に残債を減らしておく価値はあります。
まとめ
- 奨学金返済 vs 投資は「金利」で判断する
- JASSOの奨学金は低金利なので、投資と並行が合理的なことが多い
- ただし「生活防衛資金の確保」が何より最優先
- 返済も投資も「先取り・自動化」で意志に頼らない
- 精神的負担が大きいなら返済優先も正解
奨学金があっても、20代から資産形成は始められます。大事なのは「金利という数字で冷静に判断する」ことと、「無理のない仕組みを作る」こと。
私自身、返済しながら投資を続けたことで、30歳までに資産を大きく増やせました。